機械仕掛けのチルドレン・第六話F
(Eより続く)
廊下に飛び出した俺は、全力疾走で逃げ回る。
「コラ~っ! ヒロユキ! 逃がさないわヨっ!!」
けげっ!!
レミィのヤツ、いつの間にか弓道着に着替えて弓矢を持ってやがるじゃねーか。
「た~す~け~て~く~れ~っ!!」
俺は大声を上げながらひたすら逃げ回った。
「ヒロユキ!! 待ちなさ~イっ!!」
だめだ。あいつ、完全に発作を起こしてるぜ。
ここは理屈抜きに逃げの一手しかねえ。
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そして、数十秒後。
ようやくレミィの「魔の手」から逃れた俺は、廊下の陰から安全を確認すべく、周囲をそっと見回した。
よし、何とか逃げ切れたようだ。
時間もない事だし、早く教室に行かねえとな。
そう思った俺は、小走りに駆け出した。
(Gに続く)
この物語はフィクションであり、登場する人物、団体は全て架空の物です。
BGM:'DoTaBaTa' PlayStation版・「ToHeart」より 作曲・編曲:中上和英((C)Leaf/AQUAPLUS) MIDIデータ作成:VIA MEDIA
機械仕掛けのチルドレン 第六話E
機械仕掛けのチルドレン 第六話G
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