第二部・夏のペンタグラム




 立ち上がったナツミに、五大は、

「八雲君、君の志はありがたいが、気持ちだけでは『戦争』は出来ん。誰を乗せるのが一番効率的か、で判断する。理解してくれたまえ」

「……は、はい……」

 ナツミは、少し俯き、腰を下ろす。

 五大が出した「戦争」と言う言葉に、全員が顔色を変えていた。

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第四十二話・不撓不屈

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 五大は、努めて静かに、

「言うまでもないが、『実績』を考えると、綾波君、惣流君、碇君の三人にまず頼まねばならん。……どうだろう。乗ってくれるかね」

 すかさずアスカが、

「あたしはやります!!」

 レイとシンジも、

「わたしもやります」

「僕もやります!」

 五大は頷き、

「よし、では君達三人はすぐにプラグスーツに着替えてケージに行ってくれ。後は中央から指示する」

「はいっ!!」
「はいっ!!」
「はいっ!!」

 続いて五大は、残りの五人に、

「後の五人はここで待機していてくれ。もし三人が起動出来ない場合、すぐに交替して貰う事になると思う。無論、強制はしない。充分考えておいてくれ。頼んだぞ」

「はいっ!!」
「はいっ!!」
「はいっ!!」
「はいっ!!」
「はいっ!!」

 その時シンジが、ヒカリに、

「あ、そうだ。委員長」

「なに?」

「このリュック、あずかっといてよ。ペンペンが入ってるんだ。まだ寝てるみたいだけど」

 ヒカリは頷き、

「わかった」

「じゃ、頼んだよ」

「うん」

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 第2新東京。

トゥルルル トゥルルル トゥルルル

 加持が受話器に飛び付く。

「もしもし!」

『渡だ』

「どうだ! なんとかなりそうか!?」

『加持、いざとなったら死ぬ覚悟はあるか』

「!! どう言う事だ?!」

『内務省から戦自を叩いて何とかヘリを1機確保した。乗るか?』

「無論だ!! どこへ行けばいい?!」

『ホテルには話を付けた。駐車場に着陸させるから待っていろ』

「わかった!! 恩に着るぞ!!」

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 IBO中央制御室。

 コンソールを睨みながら、マヤが、

「エヴァ3機、パイロット搭乗完了しました! 神経接続開始!!」

 しかし、数秒の後、日向と青葉が、

「だめです!! 全く反応なし!!」

「エヴァ3機ともに活動の兆候はありません!!」

 五大が頷き、叫ぶ。

「もう一度最初からやり直せ!!」

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 弐号機プラグ。

「くそっ!! 動け!! 動いてよっ!!」

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 零号機プラグ。

(……おねがい。動いて……)

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 初号機プラグ。

「動け!! 動くんだ!!」

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 悲痛な声で、日向が、

「だめです!! 何度やっても起動しませんっ!!」

 青葉も、

「エヴァ全機、共に反応なし!!」

 しかし、五大は諦めず、

「起動パルスのレベルを最大限に上げろ! もう一度だ!!」

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 第3新東京に向かう最新鋭ジェットヘリ。

 ミサトが、操縦士に、

「今、使徒はどのあたりにいるの!?」

「現在、八ヶ岳付近だそうです。しかし、こちらの速度の方がずっと早いですから、鉢合わせしないように迂回します。なに、何とか先に着けますよ」

 加持が頷き、

「戦闘が開始されたら第3には降りられんからな。……よろしく頼みます」

 ここで、不審な気持ちをを拭い切れないミサトが、

「でも、……でも、なんでまた使徒が第3に向かっているのよ!! あそこにはもうなにもないはずよ!!」

 加持は、首を振り、

「それはわからん。……しかし、もし、使徒が人形同然となったエヴァと融合するつもりだとしたら……」

「!!! ……そんな……」

「…………」
(ノーマクサーマンダバーザラダンカン、ノーマクサーマンダ……)

 冬月は、半眼のまま手を組み、心の中でマントラを唱え続けていた。

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 第3新東京に向かって走リ出したJA。

 時田が眼を剥き、

「すごい!! 加速も振動も感じない!!」

 加納は、満足気に、

「これが反重力エンジンの真骨頂です。見かけ上の質量をゼロに近付けていますから、地面も破損せず、高速で走らせられるのです」

「成程。……しかし、この後のルートはどうします? 高速道路を走らせるとしても、トンネルは通れませんよ」

「山を越えて下さい。充分なジャンプ力を出せるはずです」

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 IBO中央制御室。

 日向が、吐き捨てるように、

「だめです!! 起動パルスのレベルを最大限にまで上げましたが、全く反応ありません!!」

 ここに来て、流石の五大も、

「クソっ!! 何とかならんのか!……」

 その時青葉が、

「本部長!! 日重共の時田氏から無線が入っています!!」

「なにっ!? 繋げ!!」

『こちらJAの時田、現在第3に向けて走行中です!』

「了解!! 到着予定時刻は?!」

『後約30分で到着の予定です!』

「了解しました! よろしく頼みます! 回線は繋いだままにしておきます!!」

『了解!!』

 コンソールを操作していた日向が振り向き、

「本部長!! 使徒は間もなく甲府付近にさしかかります!!」

 それを聞いた五大は、一瞬の沈黙の後、

「よしっ!! こうなったらイチかバチかだ! 伊吹君! エントリープラグを射出してLCLを全部抜け!!」

 マヤは驚き、

「えっ!? どうなさるんですか?!」

「脳神経スキャンインタフェースを直接エヴァに繋ぐ!」

「ええっ!!? でも、どこに接続するんですか?!」

「コックピットにダイレクトモード用の回路があるだろう! そこを改造して接続するんだ!」

「あっ! ……は、はいっ!!」

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 初号機ケージ。

「急げ! 早くするんだ!!」

「了解!」

 エントリープラグの改造工事は、突貫作業で進んでいる。

「…………」

 その様子を、シンジは無言でじっと見上げていた。

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 日向が振り向いて叫ぶ。

「使徒が監視可能区域に入りましたっ! パターン青確認! 映像出ますっ!!」

 メインモニタに、丸い使徒の映像が映る。それを見た五大は、

「丸い使徒?! いや! 体を丸めているのか!?」

 その時青葉が、

「あっ!! 使徒が体を伸ばしますっ!!」

 マヤは思わず、

「ああっ!! あれはっ!!」

 メインモニタに映った使徒は、丸めた体を一気に伸ばしてその正体を現した。それは、サーチライトに照らされながら闇夜の空をゆっくり飛ぶ、「最強の使徒・ゼルエル」の姿だった。

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 初号機ケージ。

「作業完了しましたっ!!」

「よしっ!! こちら初号機ケージ! 中央応答願いますっ!! 改造作業が完了しましたっ!!」

『了解!!』

 日向の声がスピーカーから響き渡る。

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「本部長!! 3機共に改造作業が完了しましたっ!!」

 日向の叫びに、五大は頷き、

「よし! パイロット搭乗せよ!」

『はいっ!!』
『はいっ!!』
『はいっ!!』

 +  +  +  +  +

 初号機プラグ。

「搭乗完了しましたっ!!」

 +  +  +  +  +

 弐号機プラグ。

「乗ったわっ!!」

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 零号機プラグ。

「搭乗完了!!」

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 五大が叫ぶ。

「エヴァンゲリオン起動開始! 脳神経スキャンインタフェース接続!」

 マヤが応え、

「3機共に接続完了!」

 五大は、頷いて、

「パイロット!! こちらの合図で、『動け』と叫びながら、動くように頭に描け!!」

『はいっ!』
『はいっ!』
『了解!』

「起動パルス入力!! パイロット! 今だ!!!」

 マヤが、コンソールに手をかけ、

「入力しますっ!!」

『動け!!!』
『動け!!!』
『動け!!!』

「だめですっ!! 反応ありませんっ!!」

「もう一度だ! パルス入力!!」

「入力!!」

『動け!!!』
『動け!!!』
『動け!!!』

「だめです!! まだ反応がありませんっ!!」

「もう一度だ! パルス入力!! パイロット! 叫べ!!」

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 シンジが、

「動けええっ!!!」

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 アスカが、

「動けええっ!!!」

 +  +  +  +  +

 そして、レイが、

「動けっ!!!」

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 その時だった。祈るような気持ちでモニタを見詰めていた中央制御室のスタッフの目前で、突如数値が変動したのである。

 マヤが、顔色を変え、

「ああっ!! 初号機が反応しましたっ!!」

 日向も大声で、

「弐号機、零号機も反応確認!!」

 五大は思わず、

「動いたかっ!!」

 しかし青葉が、

「だめです!! 反応はしましたが、シンクロ率が上昇しません! このままでは起動出来ませんっ!!」

 それを聞いた五大は、

「そうか。……よしっ!! 起動作業一時中止!」

 マヤは驚き、

「えっ!? どうなさるんです!!?」

「こうなったら最後のバクチだ!! 碇君!! 聞こえるか!?」

『はいっ!!』

「すぐに初号機から降りて弐号機に行け! 惣流君と組んでもらう!」

『えっ?! ……は、はいっ!!』

「本部長!」

と、驚いたマヤの言葉には構わず、五大は、

「惣流君! 聞こえたな! 今言った通りだ!」

『は、はいっ!』

 続いて五大は、マヤに、

「伊吹君! すぐにフィフスの渚君にプラグスーツに着替えて零号機ケージに向かうように指示しろ!!」

「は、はいっ!」

「綾波君! 渚君と組んでもらうぞ!」

『はいっ!!』

 更に五大は、

「青葉君!」

「はいっ!」

「また突貫作業だ。予備の操縦席をプラグに取り付けて、とにかく何でもいいから二人座れるようにさせろ! 零号機と弐号機を優先! 続いて初号機だ! 脳神経スキャンインタフェースはシリアル接続可能だから接続ポートはそのままでいい! 君が陣頭指揮に立て!!」

「了解!!」

 その時日向が振り返り、

「使徒は間もなく富士吉田に到着しますっ!!」

『こちら時田! 間もなく第3に到着します!!』

 時田の声が無線に飛び込んで来た。

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 ミサト達が乗ったジェットヘリは、使徒との鉢合わせを避けるため大きく西にコースを取り、富士山の西側を反時計回りに飛んでいた。

 操縦士が、前を見たまま、

「間もなく第3です。もうすぐ山の右側に……」

 その時だった。遥か彼方の夜空に、光の点が浮かんでいるのを見たミサトが、顔色を変え、

「ああっ!! あれ見てっ!! 使徒よっ!!」

 操縦士は驚き、

「ええっ!!」

 加持が歯噛みして、

「クソっ!! 間に合わなかったかっ!!」

と、吐き捨てた時、操縦士が、静かに、

「……不覚を取ったか。……お命、お預け下さいますか……」

「!!!」
「!!!」
「!!!」

 絶句した三人に、操縦士は、

「私も『武士』のはしくれ。あなた方を第3までお連れするのが役目です。もしお預け戴けるのなら、何としてもお連れしてみせますよ」

 一瞬の沈黙の後、加持は、ゆっくりと、

「よろしく、お願い致します」

「低空を高速で飛行します。揺れますからご注意下さい」

 ヘリはゼルエルに見つかりにくいよう一気に降下すると、速度を上げ、第3新東京を目指した。

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ドオオオオオオンンッ!!
ドオオオオオオンンッ!!

「グオオオオオオオッ!!」

 地上からの攻撃をものともせず、ゼルエルはゆっくり飛行を続けている。

 +  +  +  +  +

 ここは新潟市内の某ホテルの最高級のスイートルーム。ソファに、リツコ、祇園寺、アダム、リリスの四人が座ってテレビのニュースを見ている。そこへシャワールームから出て来たゲンドウが姿を現し、

「どうだ。あっちの方は」

 祇園寺が、ニヤリと笑い、

「『素敵なショー』の始まりだ。わははは」

「そうだな。いや結構結構。いい時代になったもんだ。『使徒が主演の殺戮ショー』をテレビで見られるようになったんだからな。ふふふふふふ」

 その時リツコが、

「……碇司令」

「なんだ?」

「ゼルエルを第3に送ってどうなさるおつもりですの?」

 それを聞いた祇園寺は、笑って、

「わははは、もっともな疑問だな。……碇、そろそろ話してやれ」

 ゲンドウは、ソファに腰を下ろすと、

「そうだな。……リツコ君、人間にとって何が一番恐いかね?」

「ご質問の意図が理解出来ませんが」

「ふふふ、人間にとって一番恐いものは、『大型の使徒』などではない。『眼に見えぬ敵』、即ち、『未知の細菌』だろう」

「確かに。……その意味では一番恐ろしいのは、イロウルでしょうね。 ……ええっ!! まさか、『バイオ・ハザード』を!!??」

と、顔色を変えたリツコに、ゲンドウは頷き、

「その通りだ。今回の計画の最大のポイントはイロウルなのだ」

「しかし、それとゼルエルを第3に送った事がどう関係するのですか?」

「第3だけでは余り意味はない。しかし、もし世界各地で大型使徒が同時多発侵攻したらどうなると思う?」

「それは………。ああっ!!! まさか! 量産型を?!」

「そうだ。ネルフなき後、IBOになったとは言っても、各国の支部を実質的に仕切っているのはその国の政府。連中は使徒を倒すために躍起になって量産型を完成させようとするだろう。そこにもし分裂したバルディエルが侵入したとしたらどうなるかね」

「量産型を奪うおつもりですの?!!」

「その通りだ。それと同時に、『人間の味』を覚えたイロウルが人間に取り付いたとしたらどうなる?」

「それは!!! ………人類史上最悪の、『バイオ・ハザード』に……」

 ここで、祇園寺が、

「そう言う事だ。ゼルエルも、他の大型使徒も、『陽動作戦』に過ぎないのだよ。わははははは」

「…………」

 リツコは、言葉をなくして黙り込む。その様子を見たアダムは苦笑し、

「いやはやなんとも……。しかし、碇さんも祇園寺さんも大したお方だ。ここまで『人間に対する憎悪』を持っておいでだとは……。リリンの心は中々奥が深いですね……」

 それを聞いた祇園寺は、また一段と笑って、

「わはははは。使徒たる君が何を言う。『18種の内、生き残るのは1つのみ』と言う言葉を忘れたのかね。わははははは」

「……ふっ。……確かに……」

「…………」

 アダムは苦笑したが、リリスは沈黙したままだった。

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 弐号機ケージ。

 青葉が陣頭指揮に立ったプラグの改造作業だったが、作業員の誰もが経験した事のない作業と言う事もあり、明らかに手間取っていた。

「どうした!? 手際が悪いぞ!!」

 プラグの外で指揮する青葉の怒鳴り声が響く。

「申し訳ありません! プラグ内での溶接作業は思ったより大変でして!!」

 作業員の悲痛な返答を聞くや、青葉は素早く梯子を登ってプラグ内に飛び込み、

「代われ! 俺がやる!!」

「は、はいっ!!」

 鬼気迫る青葉の表情に、作業員は思わず身震いした。

「よく見ておけ!! ここはこうやって溶接するんだ!!」

「は、はいっ!」

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 IBO中央制御室。

 日向が振り向き、

「使徒は間もなく第3新東京市街地に到達しますっ!! 現在国連軍と戦自が応戦中!!」

 マヤも、

「フィフスの搭乗準備完了!! 現在ファーストとともに零号機ケージで待機中です!!」

 五大が、インカムに、

「青葉君!! 状況はどうだ?!」

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 弐号機ケージ。

 青葉がインカムを掴んで、

「本部長! 弐号機プラグの改造作業が完了しましたっ!! 零号機も間もなく完了しますっ!!」

『よしっ! 使徒はすぐそこまで来ている! パイロット! 搭乗しろっ!!』

 五大の言葉に、シンジとアスカは、

「はいっ!!」
「はいっ!!」

 青葉も真顔で、

「二人とも気をつけてな!!」

「はいっ!!」
「はいっ!!」

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 弐号機プラグにマヤの声が響く。

『エヴァ弐号機起動開始!! パルス入力!!』

「動けええっ!!」
「動けええっ!!」

 +  +  +  +  +

 コンソールを操作していたマヤが、大声で、

「弐号機反応ありましたっ!!」

 日向も興奮し、

「シンクロ率上昇していますっ!!! このペースならもうすぐ起動可能域に達しますっ!!」

 それを聞いた五大は、思わず拳を握り、

「よしっ!! やったぞっ!!」

 その時、

『こちら零号機ケージの青葉! パイロット搭乗完了しましたっ!!』

「続いて零号機起動!!」

 五大の叫びに、マヤが、

「零号機起動します!! パルス入力!!」

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「動けっ!!」
「動けえっ!!」

 +  +  +  +  +

 マヤが、力強く、

「零号機反応確認!! シンクロ率上昇中!!」

 日向も大声で、

「弐号機が完全に起動しましたっ!!」

 五大が頷き、

「よしっ!! 弐号機射出しろっ!!」

「了解!!」

と、日向が叫んだ直後、今度はマヤが、

「零号機のシンクロ率が起動可能域に達しましたっ!! 零号機完全起動!!」

 五大は再び、

「射出しろっ!!」

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 第3新東京郊外に到着したJAから器材を持って地上に降りた時田、加納、そして三名の操縦員は、臨時ベースキャンプを設置していた。

 時田が加納に、

「準備完了です!!」

「では、お願い致します!!」

「了解!!」

 時田は、インカムに、

「こちら時田! IBO本部応答願います!!」

 +  +  +  +  +

「こちらIBO本部五大!」

『準備完了しました! 現在郊外にて待機中ですっ!!』

「了解!! 勝手ですが、こちらの指示に従って下さい!!』

『了解!』

「では市街地に移動させて下さい!!」

『了解!』

 +  +  +  +  +

ガコオオオオオンッ!!

ガコオオオオオンッ!!

 2機のエヴァンゲリオンは「最強の使徒・ゼルエル」が迫り来る地上に射出された。

 続く



この物語はフィクションであり、登場する人物、団体は全て架空の物です。

BGM:'たとえ、君を抱いても ' composed by QUINCY (QUINCY@po.icn.ne.jp)

夏のペンタグラム 第四十一話・不惜身命
夏のペンタグラム 第四十三話・勇猛果敢
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